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【レビュー】「ながら操作」で日常生活のストレスから解放してくれるスマートスピーカーの魅力

2020.9.10

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パソコンやスマートフォンだけでなく、スマートスピーカーのようなIoT機器のセキュリティもトータルで対策できる「SECURIE」。今回はスマートフォンを複数台利用するヘビーユーザーの筆者が、スマートスピーカーの活用方法とともに、SECURIEが提供するスマートスピーカー向けの機能を紹介する。

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複数台あるからこそ活きるスマートスピーカーのメリット

ライターという仕事のため、という名目の元、我が家には多数のスマートスピーカーが動作している。新しいスマート家電を購入するたびに細かな構成は変わるのだが、現在のところ動いているのはGoogle Home(Google Nest)シリーズが3台、Amazon Echoシリーズが3台、そしてClovaシリーズが1台の合計7台だ。

これだけ多数のスマートスピーカーがあるのは「新しいモデルが出るたびに購入している」というのが主な理由なのだが、複数台あるからこそ実現できるメリットも大きい。例えばスマートスピーカーのグループ機能がその1つだ。

group_200910.pngGoogle Homeのグループ機能

Google HomeもAmazon Echoも、「リビング」「寝室」といった部屋ごとに機器を管理できるグループ機能が提供されている。我が家ではスマートスピーカーで操作できるよう、照明もすべてWi-Fi対応のスマート照明に切り替えているのだが、スマートスピーカーが1台しかない場合、「リビングの照明を消して」「寝室の照明を消して」と部屋名をつけて操作する必要がある。

しかし、部屋ごとにスマートスピーカーがあれば、同じ「電気を消して」というフレーズで寝室なら寝室の電気を、リビングならリビングの電気を消すことができる。部屋ごとにフレーズを使い分けるのは小さなことながらも面倒だったが、複数台のスマートスピーカー設置で一気に楽になった。

home_200910.jpg初代Google Homeは寝室の照明コントロール専用に

スマートスピーカーはキッチンに専用で設置しても便利。音声でタイマーを設定できる機能を搭載しているため、料理をしながら調理時間を手軽に計ることができる。複数のタイマーを同時に設定することもでき、「タイマー パスタ 5分」「タイマー 煮込み 10分」と使い分けることも可能だ。

なお、キッチンに設置するならディスプレイを搭載したモデルがお勧めだ。ディスプレイがないモデルでは、タイマーの残り時間を確認するのにいちいち「あと何分?」と聞かなければいけないが、ディスプレイがあれば残り時間を目視で確認しやすい。また、動画コンテンツなども楽しめるため、単純作業となりやすい野菜の下ごしらえや洗い物の間も、好きな映画やドラマを見ながら進めることができる。

nest_200910.jpgディスプレイ付きモデルはキッチンで便利

新モデルを買うたびに旧モデルが余る、という状況だからこそできる贅沢な使い方ではあるものの、浴室前にもメインで使わなくなったスマートスピーカーを設置。お風呂掃除のタイマーだったり、シャワーを浴びている間に思いついたアイディアを音声でメモする、といった用途で活用している。



spot_200910.jpgAmazon Echo Spotを浴室前に設置。風呂上がりの時間確認にも便利

リモコンやボタンを探さず声で家電を操作できる手軽さは一度なれるとやみつきに

我が家でスマートスピーカーを活用する一番の目的は、自宅内の家電をスマートスピーカー経由でコントロールするためだ。コントロールできる家電はスマートスピーカーで直接操作できる製品と、「スマートリモコン」と呼ばれるリモコンを利用して操作する製品の2種類があり、我が家の場合照明とロボット掃除機は直接、テレビとエアコンはスマートリモコン経由で操作している。

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壁にスマートリモコンを設置

シンプルながら利便性が高いのが照明のコントロール。ベッドに入ってから寝室の電気を消したい、外出しようとして靴を履いてからリビングの電気を消し忘れたことに気づいた、といった時に、その場から音声だけで照明を消せるのは、地味ながらとても嬉しい機能だ。

ロボット掃除機は、事前に床を片付けておく必要はあるものの、こちらも外出時に「掃除機をかけて」と声をかけるだけで掃除機が動き出し、掃除が終わると元の位置に戻ってくれる。本体のボタンを押せば動作するものの、わざわざ掃除機の設置場所まで行かずに声だけで掃除機が動き出すというのは、まるで家に家政士がいるような気分だ。



cleaner_200910.jpg音声で操作できるロボット掃除機

スマートスピーカーに対応していない家電も、赤外線リモコンでコントロールできるのであれば、スマートリモコンを使ってスマートスピーカー経由で操作できる。

代表的な存在であるテレビは、電源のオンオフだけでなくチャンネルの変更も音声で操作が可能。テレビのチャンネルを変えたいのにリモコンが見当たらない、という経験を持つ人は少なくないと思われるが、スマートスピーカーを使えば「1チャンネルを見せて」と言うだけでチャンネルが切り替わる。

エアコンのコントロールも音声で可能。オンオフはもちろん暖房と冷房の切り替え、温度の指定まで音声で操作できる。少し温度が低いなと思ったら「温度を1度上げて」と細かく切り替えることも可能だ。

声で家電を操作できる「ながら」操作でストレスから解放

こうした家電のコントロールは、本体のボタンやリモコン操作と同じことを声で操作しているに過ぎないため、あまり魅力的に感じない人もいるだろう。「わざわざ声を出して操作するなんて面倒だ」と思う人もいるかもしれない。

しかし、実際にスマートスピーカーを導入してみると、家電を音声で操作できることで解放されるストレスは決して小さくない。ベッドから出て寝室の電気を消してまた戻る、電気の消し忘れに気がついて家に戻る、料理の途中に手を洗ってタイマーを設定してまた手を洗う、こうした1つ1つは小さな作業ながらも、音声で「ながら」操作することでこの手間をほぼゼロにできる。

スマートスピーカーは家電のコントロールだけでなくさまざまな情報も教えてくれる。朝起きて着替えている間に今日の天気や気温を確認したり、会社までの通勤ルートが遅延していないかを、出勤の準備をする片手間で確認できる。以前は外出時の気温をあまり気にしていなかったのだが、スマートスピーカーのおかげで「今日は寒そうだから少し厚着していこう」というコントロールが取りやすくなった。

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天気予報をながら確認。ディスプレイ搭載モデルなら時間帯での確認も可能

スマートスピーカーのセキュリティをSECURIEでまとめて保護

生活を便利にしてくれるスマートスピーカーだが、セキュリティの面では課題も大きい。別の記事でも紹介したとおり、日本のサイバー攻撃はスマートスピーカーのようなIoT機器がターゲットの主流になっているからだ。スマートスピーカーはパソコンやスマートフォンのようなセキュリティソフトが存在しないため、悪意ある第三者のハッキング対象となってしまっているからだ。

その点、SECURIEを導入すればパソコンやスマートフォンを含むありとあらゆるネット接続機器をすべて保護してくれる。前述の通り我が家は多数のスマートスピーカーやスマート家電を設置しているのだが、自動で検出された機器数は32台にも上った。

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スマートスピーカーも自動で検出して保護

検出結果を見てみると自分でもネットに接続していたことを気がついていなかった機器もいくつか確認できた。自宅のネット機器をすべて把握できるというセキュリティの基本のためにも、自動検出機能は手軽ながらありがたい。

このうちスマートスピーカーは「Amazon Echo speakrs」「Google Home speakers」として検出される。我が家のように多数のスマートスピーカーを導入していない限り、この名称で表示されれば該当の機器は判別できるだろう。

一方で我が家では「Amazon Echo speakrs」が2台表示されており、どちらがどの部屋のAmazon Echoなのか判別ができない。そういう場合は該当の機器を選択するとOS名やMACアドレス、IPアドレスが表示され、どの端末かを特定できる。 また、新たに追加された機器であればアプリに通知が届くため、該当の機器を特定することも可能だ。

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詳細からMACアドレスやIPアドレスを確認


echo_setting200910.pngスマートスピーカーのアプリでもMACアドレスやIPアドレスを確認できる

また、Clova Friendsは「JooN Watch」という名前で自動検出されていたが、これもMACアドレスを確認することで特定できた。名前は自由に変更できるので、後で管理しやすいよう名前を変えておくといいだろう。また、ユーザーを作成してユーザーごとに機器を割り当てることも可能になっており、同じスマートウォッチを使っていてもだれのスマートウォッチかをわかりやすく管理できる。



Capture_200910.png違う名前で検出された場合は手動で変更



スマートスピーカーの録音を一定時間止める「プライベートモード」

SECURIEでは、スマートスピーカーのための機能も用意されている。それが「プライベートモード」だ。

音声で操作できるスマートスピーカーはその仕組み上、話しかけた音声のデータが各種メーカーのサーバーへ送られることになる。こうした音声データは音声認識という本来の目的に加え、製品やサービス向上のために用いられる。

といっても基本的にこれらのデータは匿名性を担保されているはずなのだが、海外では「スマートスピーカー経由で録音された音声を従業員が聞いていた」というニュースが注目を集めた。

また、スマートスピーカーには録音した音声を送り合うという機能もあるのだが、操作を間違えて知人に送ってしまったり、もしくは不具合によって知らない人に音声ファイルが送られてしまう、という可能性もゼロではない。

こうした時のために用意されているのがプライベートモードだ。スマートスピーカーで録音したデータの外部送信を指定した時間だけブロックできる。つまり、指定した時間はスマートスピーカーに音声が録音されない、ということだ。

Capture_2009102.pngプライベートモード

スマートスピーカーのサーバーへ音声が送られないため、当然ながらスマートスピーカーもその時間は利用できない点には注意が必要だが、例えば自宅の就寝時にセットしておき、寝ている間の音声は録音させないという使い方から、オフィスなどで機密性の高い情報をやりとりするときなどに使えるだろう。

もちろん前述の通り、スマートスピーカーメーカー側もデータは匿名で処理するなど対策は行っているものの、そもそも録音データが送られなければ情報が流出する心配もない。また、スマートスピーカー自体にもマイクをオフにする機能は搭載されているが、複数のスマートスピーカーをまとめて対象とできる点ではプライベートモードが便利だ。

便利なスマートスピーカーのセキュリティをSECURIEで解決

スマートスピーカーは日本での登場から3年が経ったが、まだ世の中に普及している状況とは言いがたい。普及が進まない理由はさまざまな要因があるだろうが、「導入して何が便利なのかわからない」というのも1つの理由だろう。

しかし、実際に導入してみるとスマートスピーカーの便利さは何物にも代えがたい。声を出すのが恥ずかしいという声も聞かれるが、一度なれてしまえばリモコンを探したり歩いてボタンを押しに行くという作業が無駄に思えてくる。最近はスマートスピーカーになれすぎてしまい、旅行先のテレビでも思わず声で操作してしまいそうになるほどだ。

便利な一方でセキュリティ面での課題もあり、現状では専用のセキュリティソフトも存在しないスマートスピーカーだが、SECURIEを導入すればスマートスピーカーに限らず家庭内すべてのネット機器を保護することができる。スマートスピーカーを活用している人は、利便性を損なわずにセキュリティを高める手段としてSECURIEもぜひ検討してみて欲しい。

執筆者

甲斐 祐樹
Webニュース記者からマーケティング会社、ハードウェアスタートアップを経て、現在はフリーランスとして活動中。個人ブログは「カイ士伝