事例Use case
ビットディフェンダーでランサムウェアの攻撃を阻止する方法(パート1)
SECURIE HOME 2021.5.13
コロナ禍のニューノーマルで広がるランサムウェアの脅威
2020年のサイバー攻撃を振り返るうえで、ランサムウェアを避けては通ることはできません。サイバー攻撃者が新型コロナウィルス感染症(COVID-19)危機を悪用し、世界中の個人ユーザーや企業を罠に陥れようとした年でした。
新しい概念、いわゆる「ニューノーマル」に適応しようと模索するなか、在宅勤務の環境は脅威包囲網の中にあるも同然です。家庭のネットワークやデバイスは、サイバー犯罪者が機密データを盗んだり、不正アクセスを簡単に行えるため、ランサムウェアを拡散する最も効率の良い手段になっています。
さらに、例えば一部の従業員がサイバーセキュリティを迂回したり、会社から提供されたデバイスを個人目的で使用することで、企業のネットワークを危険にさらすという、拡大の可能性も秘めています。
金融機関や教育機関に対するサイバー攻撃はニュースで大きく取り上げられていますが、ランサムウェア操作者は標的とする被害者やオペレーティングシステム(OS)に目をつける際、差別はしません。感染はたった数秒で発生します。ブラウザ、アプリ、OSにパッチを適用していないという脆弱性に付け込み、不正リンク、文書、さらにはドライブバイダウンロードにアクセスすることで広がってしまいます。
ランサムウェアを多層防御
ビットディフェンダーのランサムウェア対策は、機密データを盗んだり、不正アクセス目的でセキュリティ対策をすり抜けようとするいかなる脅威も追い払い、ランサムウェア攻撃を阻止します。
Bitdefenderシールドは、デバイス上でアクセスするメールやファイルをスキャンすることで、ランサムウェアを含むマルウェアの脅威に対する継続的なモニタリングと保護の提供に特化した、リアルタイム保護機能です。
ビットディフェンダーのマルチレイヤで構成されるランサムウェア防御システムは、HTTPおよびHTTPS通信を解析し、クレジットカードフィッシング、詐欺、詐欺未遂、マルウェア、さらにはダウンロード用のランサムウェアを隠匿しようとしているウェブサイトをブロックするオンライン脅威防止(Online Threat Prevention)により強化されています。リアルタイムのオンライン脅威防止は、よく利用されるブラウザであるGoogle Chrome、Safari、Mozilla Firefoxなどとも連携し、疑わしいサイトや悪質なサイトへのアクセスがあった時に警告を発します。
さらに、追加の対ランサムウェアのレイヤであるネットワーク脅威防止(Network Threat Prevention)が、システムの脆弱性が悪用されることを防ぐため、サイバー攻撃を事前に阻止することができます。このレイヤはネットワークに元づく適応層であり、パスワードなどの総当たり攻撃を検知および制止し、デバイスにおけるボットネット攻撃や暗号化せず送信した機密情報の紛失などを防止します。ボットネットはしばしば、ウェブサイトをスキャンして無防備なポートがあるシステムを見つけたら、ランサムウェアやトロイの木馬などの悪意あるペイロードを遠隔で埋め込もうとします。ネットワーク脅威防止によりこれらの試みをブロックし、攻撃者あるいはマルウェアがシステムに不正アクセスするのを防ぎます。
デジタルと切り離せなくなっている現在、消費者および企業は、所有しているデバイスやネットワークにサイバー攻撃の被害に「遭うかどうか」ではなく、「いつ」被害に遭うかを考える必要があります。ランサムウェアは多くのOSで拡散する技量と能力を兼ね備えており、基本的なサイバーセキュリティのノウハウのみでは対応できなくなっています。
ビットディフェンダーの対ランサムウェア技術には、データの安全と金融資産の安全性を確保するため、プラットフォームを超えた効率性を以てサイバー攻撃から保護するというひとつ大きな目的が根底にあります。
ビッドディフェンダー製品で利用可能なマルチレイヤのランサムウェア保護機能で、デジタル時代の成功を後押しします。